西東京市認知症高齢者の徘徊模擬訓練

グループホームチエコ

2014年05月31日 23:07

西東京市には現在10か所のグループホームがあります。 グループホームは、介護保険の地域密着型サービスの一つで認知症高齢者が
共同で生活をしている場所です。私のいるグループホームにも18名の入居者が生活しています。
西東京市の高齢化率は約21%、介護保険を利用している人の半分以上は認知症を持ちながら在宅生活を送っています。認知症はもはや施設内の問題ではありません。 
先月には認知症の男性が電車にはねられたのは家族が見守りを怠ったからだとして、遺族に賠償金を求めた訴訟の控訴判決が24日、名古屋高裁で言い渡されました。認知症を患ったら外へ出かける自由もなくなるのかと落胆した採決でした。認知症の人をひとくくりに「徘徊」「危ない」ととらえる報道にも疑問を感じています。
認知症の人は何も分からないし判断できないと思っているのか、危ないから閉じ込めるといった発想ですよね。
発想を変えて、安心して外出できる地域の支援体制や、いざいなくなったら即応できる地域の仕組みをつくろうという風になぜ、考えないのか
と思ってしまうのです。 
西東京市では、毎年認知症高齢者が行方不明になったことを想定して、地域の人たちと一緒に捜索する「認知症高齢者の徘徊模擬訓練」を実施しています。 この訓練は今年で5回目を迎えます。今年はまだ日程は決まっていませんが、10月頃に開催を予定しています。
永田久美子さんのサイトはここです。